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介護福祉士になる方法

11月 17th, 2015

高齢化社会が進む現代において、介護福祉士という言葉はよく耳にすると思います。介護福祉士になるには、どのような方法があるのかご存知ですか?介護福祉士の資格を取得するにはいくつかの方法がありますが、ここでは介護福祉士養成施設を卒業する(2022年度からは国家試験も受験)という方法を紹介します。
介護福祉士養成施設とは、厚生労働省が指定した四年制大学や短期大学・専門学校のことをいいます。これらの施設で一定の時間学べば、無試験で介護福祉士の資格を取得することが可能です。ただし、いくつか注意点があります。まず、2009年度から制度が変わり、必要な学習時間数が1650時間から1800時間程度と変更になりました。また、2022年度からは一定の時間学ぶだけでなく、国家試験(筆記試験と実務試験)を受験して合格しなければ、介護福祉士になれないというきまりになりました。つまり、今後は介護福祉士になるには、誰もが国家試験の受験が必要になるということです。介護福祉士養成施設を卒業した年度によって、必要な時間数や国家試験の受験の要不要が変わってきますので注意が必要となります。これから入学しようという方は、国家資格の時間が必要と考えておいた方が良いでしょう。また、他にも福祉系の高校を卒業したのち国家試験を受験するという方法や、3年以上実務経験を積んだうえ「介護職員実務者研修」を受講し、更に国家試験を受験して合格するという方法もあります。

介護福祉士という資格

11月 11th, 2015

私は、介護老人保健施設に勤務する介護福祉士です。いち介護士として現場でお年寄りのケアを行いながら、ここ数年は法人グループ内の教育担当も任され、介護福祉士を目指す職員の指導にあたっています。制度が変わるなどして、介護福祉士の資格取得方法がよくわからないという方も多いと思います。そこで、この場をお借りして、これから介護福祉士になりたいとお考えの方に、介護福祉士の資格や仕事について説明したいと思います。
そもそも、介護福祉士とはどのような資格なのでしょうか。資格の名前としてはよく耳にしますが、仕事の内容や介護福祉士の役割を知っている方は意外と少ないようです。介護福祉士は、昭和62年に定められた国家資格となります。厚生労働省によると「専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者をいう」と定義づけされています。
このように書くと堅苦しいですが、実際にはお年寄りや身体・精神に障害のある方の身の回りのお世話(食事・排泄・入浴など)を行います。これらの介助業務は施設では介護福祉士でなくてもできますが、介護福祉士にはより専門的な知識が求められます。また、他の介護職への指導を行うことができるのが大きな違いです。いわば、介護福祉士は介護のスペシャリストなのです。

実務経験を活かして介護福祉士になる

10月 27th, 2015

介護福祉士になるには、3年以上実務経験を積んだうえ「介護職員実務者研修」を受講し、更に国家試験を受験して合格するという方法もあります。これは、実際に介護士として施設などで働きながら実務経験を積んだ方が、介護福祉士を目指す場合の最短コースになります。実務経験については、対象となる施設や事業所(特別養護老人ホームや在宅介護の事業所など)で3年(1095日)以上の期間従業し、540日以上従事する必要があります。しかし、以前は上記の実務経験のみで国家試験の受験資格が得られましたが、制度変更により、2017年1月の試験からは実務経験にプラスして「介護職員実務者研修」の受講が条件となるので、注意が必要です。具体的に述べると、養成機関で450時間程度所定のカリキュラムを収めることが必要となりました。ただし、過去に「介護職員初任者研修」などを受講した方には、実務者研修の一部が免除となります。
実務経験に加えて必要なのが、実務者研修の受講です。これから介護福祉士を目指す方は、この2つをクリアして晴れて国家試験受験資格が得られます。通常、国家試験は筆記試験と実技試験の2本立てですが、上記の条件を満たす方は実技試験が免除され、筆記試験のみの受験となります。
現状についてお話をしましたが、今後も制度が変わる場合がありますので、最新の情報をキャッチすることが大切です。また、介護福祉士になるには、他にもいくつかの方法があります。