実務経験を活かして介護福祉士になる
10月 27th, 2015介護福祉士になるには、3年以上実務経験を積んだうえ「介護職員実務者研修」を受講し、更に国家試験を受験して合格するという方法もあります。これは、実際に介護士として施設などで働きながら実務経験を積んだ方が、介護福祉士を目指す場合の最短コースになります。実務経験については、対象となる施設や事業所(特別養護老人ホームや在宅介護の事業所など)で3年(1095日)以上の期間従業し、540日以上従事する必要があります。しかし、以前は上記の実務経験のみで国家試験の受験資格が得られましたが、制度変更により、2017年1月の試験からは実務経験にプラスして「介護職員実務者研修」の受講が条件となるので、注意が必要です。具体的に述べると、養成機関で450時間程度所定のカリキュラムを収めることが必要となりました。ただし、過去に「介護職員初任者研修」などを受講した方には、実務者研修の一部が免除となります。
実務経験に加えて必要なのが、実務者研修の受講です。これから介護福祉士を目指す方は、この2つをクリアして晴れて国家試験受験資格が得られます。通常、国家試験は筆記試験と実技試験の2本立てですが、上記の条件を満たす方は実技試験が免除され、筆記試験のみの受験となります。
現状についてお話をしましたが、今後も制度が変わる場合がありますので、最新の情報をキャッチすることが大切です。また、介護福祉士になるには、他にもいくつかの方法があります。